帰ってきた蜂須賀敬明のしゅみラークル

趣味にまつわるあれこれを、おつたえします。

サムライチャンプルーの話

近年のヒプマイのヒットや、ゾンビランドサガでのMCバトル、

フリースタイルダンジョンの影響などもあり、

ヒップホップ文化が賑わっている印象を受けます。

 

僕は90年代末から音楽を聴き始めたので、

Dragon Ashの衝撃や、キングギドラとのビーフ、

IWGPのヒットに、EMINEMやNasの流行、

Linkin Parkの大ブームなどをもろに受けたので、

ヒップホップの楽しさ、かっこよさを早いうちから感じることができました。

 

友達にめちゃめちゃヒップホップ好きがいたこともあり、

彼から2Pacやsnoop dogなど今ではクラシックなアーティストを教えてもらい、

当時B-BOYファッションが隆盛を極めたこともあって、

海外・国内でもヒップホップの成熟が進んでいました。

 

ですが、それ以降ビッグヒットをする作品がなかなか生まれず、

水面下に身を潜めている時期が訪れるわけですが、

そんな頃に作られたアニメ、サムライチャンプルーは、

アニメとヒップホップの相性の良さを象徴する、

最高にかっこいい作品と言えるでしょう。

 

その名の通りサムライが主人公の時代劇なわけですが、

時代劇にヒップホップというマッチングは非常に相性がよく、

テンポのよい音楽に乗せて披露される大立ち回りには、

明らかに今までのアニメにはなかった興奮が存在していました。

 

主軸となる話と、挿話に別れて物語が進んでいくのですが、

メインストーリーが、時代劇と任侠ものの雰囲気を感じるダークなものとは対照的に、

挿話は非常にコミカルで、ほろりと泣ける話もあるなど、

緩急を巧みに使いこなすストーリーテリングは圧巻です。

 

放送当時は深夜アニメが冷遇されていた時期でもあり、

アニメが一般に浸透していく前だったので、

ポテンシャルの割に知名度が低い印象を受けるのですが、

ラップがなじんできた今だからこそ、見てほしい作品です。