蜂須賀敬明のしゅみラークル

趣味にまつわるあれこれを、おつたえします。

チョコボレーシング 〜幻界へのロード〜の話

僕は生まれてから車と縁遠い生活を過ごしており、

一度も自家用車というものに乗ったことがありませんでした。

 

ですが、ドライブは好きで、一応免許も持っているので、

なかなか乗る機会がないというのが実情です。

 

そんな僕にとってレースゲームは、

またとない運転のチャンスであり、たくさんではないものの、

一度やり始めると結構やり込んでしまいます。

 

チョコボレーシングは、その名の通り、

チョコボをはじめとしたFF世界のキャラたちが、

レースで競うゲームなわけですが、

パーティ感が強く、FFの世界観を可愛く表現したコースで、

魔法や召喚獣を使いながら邪魔をしていくのはかなり楽しく、

今やっても白熱する作品となっています。

 

中でもチョコボレーシングで特筆すべき点は、音楽でしょう。

植松伸夫さん作曲の音楽に、サガの伊藤賢治さんがアレンジを加えた、

楽曲の数々はどれも名曲揃いなのです。

僕だけかもしれませんが、レースゲームをやっていると、

すごく眠くなってきちゃうんですよね。

しかもレースゲームは、ビートを刻む系の音楽が多いので、

単調なリズムのせいで余計に眠くなってくるのです。

 

本作の音楽は、眠る暇も与えてくれないほど、

軽妙でポップかつハイテンションであり、

むしろ音楽に集中しすぎてコースアウトしてしまうほどです。

 

ゲーム音楽ファンとしては、植松作品を伊藤賢治さんが、

どうアレンジするか、というのも注目点と言えるでしょう。

どの旋律を強調したり、どの音を採用したりするかの個性が、

非常に際立っており、聞きごたえがたっぷりあります。

 

作品全体は、絵本調の作りになっていて子供でも遊びやすい雰囲気ですが、

往年のFFファンが音楽で楽しめるのも魅力と言えるでしょう。

 

RPGは、表現の複合体とでもいうべき、

物語やゲームシステムだけでなく、キャラクターデザインや、

BGMに至るまで様々な要素が混ざり合って生み出されるものです。

 

僕がゲームで特に重視するのは音楽であり、

90年代スクウェアの音の多様性は、他の追随を許さない、

幅の広さを持っています。

 

チョコボレーシングは、そんなスクウェア音楽ファンからすれば、

ご褒美ような作品であり、今でも聞き返してしまうのですから、

パワーを持っているということですよね。