蜂須賀敬明のしゅみラークル

趣味にまつわるあれこれを、おつたえします。

ヴァルキリープロファイルの話

北欧神話ベースのRPGは数多ありますが、

僕にとってのオーディン神話の原点はヴァルプロにあります。

このゲームは今でもしょっちゅう声真似する作品でもあります。

「その身に刻め…!」とか、お風呂場でつい叫んじゃいますよね。

 

吉成兄弟によって造形されたヴァルキリーのイメージは、

FFTのアグリアスと並んで、後進に多大な影響を与えたと言っても、

決して過言ではないでしょう。

桜庭統さんの、ハイテンションでダークな音楽も、

ヴァルプロの重い世界観にマッチして、

悲劇的な死者をスカウトするという世界観なのに、

どこかポップでわくわくするのも魅力です。

 

RPGには、壮大な物語を体験する楽しさもありますが、

一方で剣の必殺技や魔法の詠唱など、

男の子ごころをくすぐる演出を体感する面にも、楽しさは潜んでいます。

 

その類の感情を、巷ではよく中二病と表現されますが、

僕が好きな表現ではありません。

剣を振り回して必殺技の名前を叫ぶわくわくを、

自虐的な言葉でひとくくりにされたくないんですよね。

 

僕はどうしても、RPGというのはフィールドがあって、

街があってダンジョンがあって、という考えに縛られていたので、

マップ移動がない、あるいは簡略化されているゲームだと、

抵抗感があったのですが、ヴァルキリープロファイルは、

それを払拭してくれたような気がします。

 

この作品はマップこそあるものの、空を飛び回るだけで、

基本的にはダンジョンに潜ってボスを倒していくわけですが、

アクションモードが結構凝っていて、

マップに頼らなくても冒険を堪能できる演出もあるんだと、

目からウロコが落ちたのを覚えています。

 

声優を積極的に起用したり、必殺技を叫んだりする演出は、

どちらかといえばアニメ的なもので、

昨今の事情を考えるとヴァルプロは、演出に先んじていた気がします。

 

何事においても、様々なジャンルから、

胸の高鳴るような演出を混ぜ込むことで、化学変化が起こるものです。

 

ロックにヒップホップを混ぜてミクスチャーが出てきたように、

何かを作る上では、一つのジャンルにとらわれず、

多角的にものを見る癖をつけていきたいものですよね。