蜂須賀敬明のしゅみラークル

趣味にまつわるあれこれを、おつたえします。

がんばれゴエモン 〜ネオ桃山幕府のおどり〜の話

箱庭ゲー、というゲームのくくりがあります。

要するにゲーム内に1つの街や世界が細かく作られている作品であり、

今ですとオープンワールドという言い方が主流かもしれません。

 

僕はがんばれゴエモンシリーズが結構好きで、

昭和の社員旅行をしているような気分になります。(平成育ちの自営業ですが)

あのサイケデリックな和風テイストのゲームは、

どちらかというとファミコン時代の方がたくさんあった印象ですが、

ネオ桃山幕府までくると、洗練された和風テイストに加え、

64独特の表現力で構築された箱庭ワールドが広がっており、

夕焼けの秋吉台や富士山の立体感なんかは、驚かされました。

 

今は理性的なゲームとでもいいましょうか、

きちんと設定やストーリーが練りこまれていて、

1本の映画を見るようなスタイリッシュなゲームが主流になっていますが、

ゴエモンシリーズは、製作者の脳内を覗き込みたくなるような、

どこかトリップしちゃっている中毒性のある世界観が魅力と言えるでしょう。

 

今のゲームの方がステージやフィールドの広さは段違いなんですが、

ネオ桃山幕府をやったときの、世界の広さというのは、

ある意味でマリオ64を超えるものがあったとさえ、僕は感じています。

  

僕はFC後期からSFC初期にかけてゲームをプレイし始め、

それから64、PS、PS2というように、

ハードが飛躍的な進化を遂げていきました。

 

ゲームをプレイする側として、

いったいこれからゲームはどれだけ進化していくんだろう、と

胸躍らせたものですが、

それはおそらく作っている側も、

これからどういう表現が可能になるのだろうと、

期待に胸を膨らませていたはずです。

ネオ桃山幕府は、そういった新ハードの表現領域の広さに、

わくわくしている製作者の熱のようなものを感じるような作品でした。

 

面白い作品を作ろうとして、頭でっかちになってしまうことは、

往々にしてよくあることです。僕にも覚えがあります。

ですが、人を楽しませるためにはまず、

自分が熱中していなければ話になりません。

 

常にわくわくできる何かを探して、

嗅覚を研ぎ澄ませていたいですね。